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西武 菊池雄星の嫌われ方
ファン感謝デーで若手選手から出るわ出るわダメ出しオンパレード
明らかに浮いているように見えた。
23日の西武のファン感謝デー。1年目を終えた菊池雄星(19)も
参加して積極的にファンサービスに努めていたが、その姿を横目に
見るナインの視線はなぜか冷たい。近づく選手は皆無で、ポツンと
たたずんでいることが多かった。
若手選手が参加した午前中のトークショーではこんなことがあった。
菊池の印象を聞かれた同じルーキーの岡本洋(25)がこう言ったのだ。
「何を考えているのか、さっぱり分からない。本当に絡みづらい」
続いて、同じく1年目の松下(23)もこうだ。「一緒に買い物に行くが、
雄星は最初に行くのが本屋。楽しくない」
「一緒にいるのが苦痛」リップサービスととらえるファンからは爆笑が
沸き起こったが、別の選手に聞くと「みんな本音だと思いますよ」と
真顔でこう続ける。「例えばボクは、(二軍寮で)風呂に入ろうと思っても、
アイツ(菊池)が先に入っていたら、そのまま入らずに出ます。正直、
一緒にいるのが苦痛だからです。会話が続かないし、つまらないから。
ボクだけじゃありません。例えば食堂なんかで選手が雑談していても、
自分に興味がない話は聞こうとしないし、入ってもこない。協調性が
ないというか、自分のことしか考えないタイプなんです。野球はひとりで
やるものじゃない。その辺を理解しないと、本当にアイツはこのまま
孤立してしまいますよ」
1年目から先発ローテ入りが期待されながら、体力不足もあって
二軍戦に2試合登板しただけで終わってしまった菊池。話題になった
ことといえば、故障や大久保前コーチとの確執など、悪い話ばかり
だった。本人はこの日、「1年間一軍に居続けられるのが目標」と
来季の巻き返しを誓ったが、その前にナインとの間にできた溝を埋める
必要があるかもしれない。
ソース:日刊ゲンダイ 2010年11月24日 掲載
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