10/11/25 21:30:23 YfzYqqoHO
最初にお断わりしておくが、筆者は1989年に社会人となった典型的なバブル入社組だ。
「超」が付くほどの就職難の現状、足を棒にして企業回りしている学生諸君には頭の下がる思いだ。
筆者がサラリーマン記者時代も何度か就職氷河期があり、その間には優秀な新人が入社した。
一方、“とんでも新人”が多数いたことも事実。まずは、とんでも記者にまつわるエピソードを紹介したい。
1つ目の特徴は「高学歴アピール型」だ。就職難の最中、相当な倍率を勝ち抜いてきた人材の多くが、
国立、私立の超難関校を優秀な成績で卒業し、取材現場に配属された。
が、そのうちの何割かに、誰から聞かれるでもなく、自ら積極的に出身学部、ゼミ、
果ては中高一貫のエリート学校の名を告げる輩が存在した。
中には、進学塾での成績を披露した人物がいたことも鮮明に記憶している。しかもこれは1人や2人ではなかったのだ。
おウチの躾は仕事に通ず
激しい現場取材の傍ら、新人教育を任された筆者が一番気になったのは、「お勉強ばかり優秀でも、社会性がゼロ」という新人が多数いたこと。
ある年の新人君は、著名海外エコノミストが執筆した専門用語だらけの英語論文をわずか10分ほどで翻訳する能力を持っていた。
一方で、職場でのあいさつはもとより、電話番すら満足にできなかった。加えて食事のとり方が汚く(筆者だけの意見ではなく)、
取材先を招いた食事会では平気で上座に座るなど、「おウチのしつけがゼロ」(当時のキャップ)だった。
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