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全日空「中部空港-香港便」が就航 大村知事ら式典で祝う
全日空の中部国際空港-香港線が30日、新たに運航を始め、初便の出発を前に、同空港でテープカットなどの記念式典があった。
全日空の香港線は、29日限りで休止となった上海線に代わる形での就航。
上海線は日中間の航空交渉で、30日からの冬ダイヤは深夜発着の枠しか確保できず、採算面から継続を断念。
今後の需要増が見込める香港線にシフトした。
式典では、大村秀章知事が「香港には県内から多くの企業が進出しており、一層の経済発展を期待したい」とあいさつした。
中部国際空港会社の川上博社長は「香港から先の乗り継ぎも便利。全日空の国内線ネットワークを国際線につなげる存在になる」と就航を歓迎した。
香港行きの第1便120席は、ほぼ満席。
妻と2人で香港とマカオを4日間旅行する福井県小浜市の会社員槌本正紀さん(61)は「前は関西空港から行ったが、選択肢が増えるのはありがたい」と話した。
香港線は1日1往復の運航で、中部発は午前9時半、中部着は午後6時45分。
所要は3時間ほど。
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