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「羽田、5本目の滑走路も考える」 国交相さらなる拡張検討
馬淵澄夫国土交通相は16日、羽田空港の再拡張事業の記念式典後、記者団に対し、「将来的に5本目の滑走路の
建設を考えていくことも課題の一つだ」と述べ、国際拠点(ハブ)空港に向けさらなる拡張を検討する考えを示した。
羽田では21日から第4滑走路の運用が始まり、国際線の発着枠が6万回(昼間と深夜・早朝で3万回ずつ)となる。
今月末には32年ぶりに国際定期便が復活。訪日外国人の誘致につながると期待されている。
ただ、アジアでは韓国の仁川空港などがすでにハブとしての存在感を発揮している。馬淵氏は「現時点で肩を並べる
レベルに達していない」と指摘。「2拠点一体でのハブとして展開していきたい」と述べ、成田空港と合わせて競争力を
高めていく方針を強調した。
式典には、東京都の石原慎太郎知事も出席。石原知事は祝辞の中で、米軍横田飛行場(福生市など)の空域内に、
日本の航空機が入れない問題に触れ、「日本の空を日本人のものにしようじゃないか」と、政府に横田の空域問題の
決着を迫る場面もあった。
これについて、馬淵氏は「日米関係にかかわることだ。今後、外交問題として、安全保障上の関係の中でどう考えて
いくかだ」と述べるにとどめた。
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