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▼全日空設立の格安航空、年600万人需要予想(2010年9月27日17時26分 読売新聞)
全日本空輸の伊東信一郎社長は27日、関西国際空港を拠点に2011年度下期から
運航を始める予定の格安航空会社(LCC)について、14~15年度に15~20機に拡大し、
国内、国際線を合わせて年間約600万人の需要を見込んでいることを明らかにした。
関空の旅客数は年間約1300万人で、LCCの就航で1・5倍に増える計算だ。
伊東社長は大阪府庁で橋下徹知事と会談し「関空は24時間運用で、2000万人を超える
後背圏の人口があり、アジアにも近い。期待も込めて、現在の関空の半分くらいの利用があると
見積もっている」と述べた。
橋下知事は「心躍る話だ。周囲への波及効果を期待している」と歓迎した。
関空の09年度の旅客数は1351万人で、1日の便数は約150便(往復)。伊東社長は運航便数は
明らかにしなかったが、単純計算だと1日70便程度に上る。
全日空は今月9日、香港の投資会社などと共同で、関空を拠点に低コストで運営するLCCの設立方針を表明。
関空会社も専用ターミナルビルを整備するなどして、LCCを支援する方針を打ち出している。
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