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福山２４時間ぶっ通し！ラジオでチャリティー特番
歌手で俳優の福山雅治（４２）が、４月９日午後１時からのニッポン放送のチャリティー特番「Ｉ’ｍ ｗｉｔｈ Ｕ キミと、２４時間ラジオ」（１０日午後１時まで）
のメーンパーソナリティーを務める。
同番組は毎年１２月２４日の正午から２４時間ぶっ通しで放送されるが、東日本大震災の被災地支援のため、緊急放送を決めた。
「今、自分にできることをしていきたい」と福山。音楽と熱いメッセージを届けていく。
１９日放送の同局のレギュラー番組「魂のラジオ」（後１１時３０分）で、福山は、東北地方のリスナーからのリクエストに応え、生歌でエールを送った。
その模様は急きょラジオ福島でも放送され、「勇気をもらった」「涙が止まらない」といったコメントが多数寄せられた。
福山にとって、あらためてラジオの影響力の大きさを痛感する出来事となった。
１９９５年、キャンペーンで滞在中の大阪で阪神・淡路大震災を体験。以来、毎年１月になると、同番組内で震災を振り返る企画に取り組んできた。
今回の震災後も「エンターテインメントは、衣食住がそろって初めて求められる。ものすごく大変なときに、音楽が絶対に必要かというと、違ったりもする」と
複雑な思いもあったが「お見舞いと哀悼の気持ちを胸に、今、自分にできることをしていきたい」と心を決めた。
昨年のＮＨＫ大河「龍馬伝」のロケ地で訪れた岩手・大船渡市が被災した。
４月９、１０日は当初、宮城・利府町の宮城セキスイハイムスーパーアリーナでのライブだっただけに、思い入れはひとしお。
「一人でも多くの人が救われますよう、人の力を信じたい。人の心を信じたい」と話した。
番組内容や募金の受け付け方法は未定だが、福山は、リスナーの要望に応じて生歌を披露する予定。俳優、歌手、スポーツ選手と
幅広いネットワークを持つだけに、多くの著名人がゲスト出演する期待も高まる。業界の垣根を越えて、支援の「輪」が広まっていきそうだ。
中断していた自身の全国ツアーは４月１６日の三重公演（三重県営アリーナ）から再開。「東日本応援シート」として座席数を増設し、そのチケット収益の全額寄付を決めた。
公演内容も大幅に変更する。大型画面も撤去、派手な演出を自粛しながら最善のプランを練り上げていく。
[2011/3/27-06:04 スポーツ報知]