12/01/23 23:35:43 Vp/N22gw
今日のNHKのクローズアップ現代にて、原子力損害賠償紛争解決センターについての放送があったので
内容を書きます。
いまだに東電の賠償が進んでいない、特に、家など不動産に対する賠償が全く行われていない。
東電が、不動産の賠償案を示していないからだ。
そのことを、東電の担当者に聞くと、「警戒区域の見直し後、家などの価値を算定して賠償案を示したいので
待っていてほしい」という答だった。
一方、大熊町の佐藤さんは、昨年10月、弁護士を通じて、原子力損害賠償紛争解決センター(政府ADR)において
家などの損害額2600万円を東電に請求した。
それについて、昨年末、政府ADRの仲介委員は、「東電は、佐藤さんに約1300万円を支払いなさい」という
調停案を示した。
この額は、佐藤さんの家が、福島第一から5kmの所にあって放射線量が高いこと、また、築14年であることを
考慮して示された。
佐藤さんは、一応、了承しているようだった。
東電側が応じるかどうかの結論は、今週、出る。
解説役の弁護士は、「政府ADRにおける調停の基準が、佐藤さんの事案を皮切りに、これから出始めるので
調停は進むだろう」「そうなれば調停に持ち込む人が沢山増えると思う」「どんなに人数が増えても
(調停は)被害者のために迅速に進めていかなければならない」と話していた。
東電の賠償案に不満の方は、原子力損害賠償紛争解決センターを利用したらいかがでしょうか。