08/07/22 01:33:53 OmFl75kp0
>>849
「ただどかせばいい」とおっしゃいますが。
あなたがバラックに住んでて、町の恥だから取り壊すことにした、と言われたら明日から黙っておとなしく
路上生活しますか？中国ならいざしらず、日本ではありえませんよね。
改良住宅について説明しますと、昭和35年、戦災復興が進むなか、不良住宅地区がきわだってくると
その整備改善が叫ばれ、「住宅地区改良法」が制定された。
”健康で文化的な生活を営むには不適切”として行政側から改良地区の指定を受け、
不良住宅地区として地図上に線を引かれ、税金を投入して住宅地区改良事業が適用される。
それは古い家屋をいったんすべて取り壊し、道路などの公共施設も作り直すという、いわばスラムクリアランスです。
原則として、不良住宅除去跡地に集合住宅を建設することになるので、これを”改良住宅”と呼びます。
改良前からそこに住んでいた人間が入居するので、当然貧乏人ばかりです。
必然、改良住宅は家賃も超低価格となります。改良住宅＝部落と思ってる人がいますが、
西日本はこのパターンが多いでしょうが、神奈川の場合そうとは限りません。
部落でなくとも不良住宅地区はありますから。たとえば、少し前に書いた中村教習所のとなりです。
ここは部落ですか？違いますよね。不良住宅地区の指定を受け、例の長屋バラックが取り壊されました。
おそらく跡地には中村改良団地というものが建つと思います。
そして、横須賀と金沢区も改良団地がやたらと多い。なぜか？
戦後住宅不足をおぎなうため海軍時代の施設を引揚者や戦災者の住居としたが、
崩壊の危険性があるほど老朽化が激しく、これらも住宅地区改良事業の対象になり、
跡地に鉄筋の集合住宅が建設され、”改良団地”となりました。
他にも鶴見川の河川敷に住み着いた住人を立ち退かせるために代替えとして建てた”改良団地”も＠港北区。