08/01/23 21:08:49 D2+YhZmP
>>580
↓コピペだけど。説明ちょい疲れるから。
今日の欧州諸言語は、元々は皆、男性・女性・中性の3性の区別がありました。
ラテン語やギリシャ語(古典・現代とも)は言うに及ばず、ドイツ語やロシア語など、ゲルマン系・スラブ系の諸言語の大半は、今でもそうですね。
一方、ロマンス諸語と呼ばれるラテン語の末裔たち―フランス語やイタリア語、スペイン語など―の大半は、かつての中性名詞が男性と女性に分割合流した結果、男性と女性の2性体系になります。
また、本来はゲルマン系に属する北欧の3言語(デンマーク語・ノルウェー語・スウェーデン語)は、男性名詞と女性名詞の文法上の違いが消滅してしまい、中性名詞と、通性や共性などと呼ばれる「その他の名詞」の2性体系へと変化しました。
3性が最終的に一つになり、文法性自体を消滅させた英語はむしろ例外で、欧州諸語の中でも異端児的な存在です。