08/02/06 20:28:55 ONrXRe/Z
「大学ランキング」(朝日新聞社刊)の編集長を12年務めた清水建宇さんは、この結果を
見て 「調査方法がくわしく書かれていないので、信憑性はわからないが、この結果に
うなずく人は多いのではないか。ワースト5には、いわゆる名門ブランド大学が名を連ねて
いるが、『卒業生が学歴をひけらかす大学』と考えれば、理解できる」と話す。
さらに、「ブランドにこだわるのは『地頭(じあたま)』が悪い人」と、このように「ブランド信仰」を
批判している。
「大学の名前が通用するのは、せいぜい同窓会だけだ。世界と真剣勝負をしている
企業ほど、採用に当たってはホンモノの知力である『地頭(じあたま)』を重視し、大学名には
とらわれない。学閥も消えつつある。大学のブランドにこだわるのは、ほかに自慢するものを
持たない地頭の悪い人がやることだと思う」
では、嫌われている大学出身者の「地頭」はどうなのか。これを評価する基準のひとつと
なりそうなのが、「いかに出世したか」。これをランキング化した雑誌がある。週刊ダイヤモンドの
06年9月23日号では、「出世できる大学」という特集記事を掲載。記事では、出身大学別に
上場企業の代表取締役数カウントし、その数字を調査対象者が在籍していた当時の学部
学生数で割って「出世指数」を算出している。これによって、「マンモス大学は卒業生も
多いので社長の数も多い→『社長の人数ランキング』でも上位にランクインする」という
現象を避けている。
その調査結果によると、1位は、やはり東京大学。2位以下は一橋大学、慶応義塾大学、
京都大学、小樽商科大学が続いている。前出の結果からすると、東大、慶応、京大は
「嫌われつつも、結局は出世する」ということなのか。なお、「嫌われるランキング」2位だった
早稲田大学は、「出世ランキング」では10位だった。(以上、一部略)