08/06/08 15:41:20 bDRk2Z/00
昔にはこんな事件はなかった。
自らの破滅を願って、群衆の中で無差別に殺しまくる。
彼らの殺意は社会に対してなんだ。
生と死は表裏一体。一方が欠けるともう一方も不完全になる。
現代社会は死を遠ざけてきた。
それは生もまた歪なものに変化したことを意味する。
誰もが、歪な生を生きて「命は尊い」というまやかしに縋る。
死が遠くなったことで、実は生もまた価値が著しく減じた。
食べ物を美味く感じるには空腹感を感じなければならない。
生を謳歌する為には、死がそこにあらねばならないのだ。