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DTMソフトメーカーのインターネットは6月20日、歌手のGacktさんの声を元に作成した合成音声で
歌わせることができるソフト「がくっぽいど」(GACKPOID)を7月25日に発売すると発表した。
オープン価格で、実売予想価格は1万8900円前後。
パッケージは、Gacktさんをイメージしたキャラ「神威がくぽ」のイラスト。「ニコニコ動画」ファンで
「ベルセルク」などで知られる漫画家の三浦健太郎さんに、無償で描いてもらったという。
がくっぽいどは当初6月中旬の発売を予定していたが「商品パッケージなどに使用するイラストの
選定・変更のため発売を延期する」と発表していた。
パッケージは当初から、イラストにする予定だったという。Gacktさんの写真だと、本人が歌っていると
勘違いされる恐れがあるためだ。「イラストの案はいくつかあったが、インパクトに欠けていた」
―同社の村上昇社長は打ち明ける。
同社は音楽ソフトを専門に扱ってきた企業。イラストレーターにつてもなく、悩んでいた。そんな時、
漫画家の三浦健太郎さんが“ニコ厨”だと知り、三浦さんにお願いできないか考えたという。
だが連絡先も分からない。一計を案じた。「ニコニコ動画」の時報広告で呼び出したのだ。
5月30日午前0時の時報で、こんなアナウンスを流した。「お客様のお呼び出しを申し上げます。
ベルセルクを執筆なさっている、漫画家の三浦建太郎先生、三浦建太郎先生。お客様あての
メッセージをお預かりしております。いらっしゃいましたらご連絡していただきますようお願い
申しあげます」
翌日さっそく三浦さんから連絡があり、がくっぽいどのイラストを快諾してもらえたという。しかも無償で。
「今回のプロジェクトはニコニコ動画との関わりが大きく、ニコニコ動画はユーザーが無償で作品を
発表している場だから、自分もニコニコ動画の世界には無償で作品を提供をしたいと申し出て
いただいた」
URLリンク(www.itmedia.co.jp)