08/04/09 17:42:25 /wEcPU2z0
鉄鼠の檻を読了。 小説の内容も中々良かったが、それより禅の入門書的な要素もあるのが
収穫だったな。 てか禅がスピリチアルな要素(神秘体験)等を単純に悟りとするのではなく、それらは
逆に”魔境”であり、それらを乗り越えた所に本当の生がある、みたいな思想だと知って愕然としたお。
つまり宗教活動(修行)等でトランス状態になって、”オレは神を見た”とか、極端なケースとして
ハッパすってラリったりして得られる、非日常の感覚体験は”魔境”そものもであり、それらで神や悟りを
語るアホを全否定しているってのは、他の宗教が如何に似非的なモノかを浮き出させてた思想だと
初めて知ったお。
てか、禅思想などは西欧の各種哲学思想などとは別次元の哲学体系であり、東洋思想ってのもオイラ達が
知らないだけで、奥深く全く知らない自分をはずかしいと思ったお。