08/02/15 09:40:48 LG2o3zeP0
なんつーかさ、作者が書いたドキュメントを見ると、「繰り返しIPアドレスは使用していない」ってフレーズが出てくるんだよね。
IPアドレスを使用するのは通信の最終段階である1対1の通信の時だけ、といいたいらしい。
たしかにWinnyとかはファイルを持っているノードは自分のIPアドレスと一緒にその情報を送信しているわけだ。
そうしないとそのノードに接続詞にいけないから、これはやむを得ない。
じゃあPDはファイルを保持しているノードをどうやって探すのか?と疑問がわくわけだ。
思うにこのときにuniqueを使ってるんじゃなかろうか。
確かに一つの考え方としては警察がISPに照会すれば身元が分かってしまうIPアドレスを
基準にファイルの持ち主などを探すのは危険かもしれない。
uniqueならIPアドレスとは直接結びついてないから、「パラノイアなまでの匿名性」というのも一面ウソではない。
しかし一方でIPアドレスなどは変化していくのに対してuniqueはずっと変わらないわけで、
その意味ではむしろ危険な側面がある。上で示した産総研の話もそうだけれど、
ずっと同一の情報を送信していると、そのuniuqeの持ち主とIPアドレスの対応付けが推測できる。
その意味でuniqueはIPアドレスよりもむしろ危険と言えるかもしれない。
結局P2Pの匿名性というのは「変わらないもの」を極力排除することによって実現されている。
P2Pの匿名性の本質とは「常に変化していく」事で追跡を困難にしているわけで、
作者のuniqueの考え方はP2Pにそぐわないと思う。