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笹野暢宏（名古屋ＪＣ）
名古屋市の産業廃棄物処理業者「ダイエーディスポーズ」（名古屋市中村区、笹野暢宏代表）が
四日市市西山町の安定型最終処分場に許可品目以外の産廃を埋め立てている問題で、処分場に隣接
する大池の水利権組合「農事組合法人西山池係水利権組合」（矢田勇代表者理事）は三十一日、農業
用水路の汚染や農作物への風評被害の恐れがあるとして、県に同処分場の設置許可取り消しを求め
る訴訟を津地裁に起こした。
訴状などによると、同処分場に許可品目以外の木くずや紙くず、廃プラスチックが埋め立てられ
ているとして、県は同社に対し、昨年十月二十四日に三品目を全量撤去するよう求める改善命令を
出している。しかし、三月末の履行期限を九月末まで延長する同社からの要請を県が認めるなど、
改善の見通しは立っていないという。同組合は、このままでは農業用水路の汚染や農作物の風評被害
など重大な損害を受ける恐れがあると主張している。
伊勢新聞 URLﾘﾝｸ(www.isenp.co.jp)