08/08/16 23:41:09 tf+quo710
私は慌てて後を追おうとしましたが、何かの因縁でしょうか、例の鉄棒に足をとられて転んでしまいました。
ようやく母屋に追いつくと、妻が真っ青な顔をして娘の部屋の扉を叩いていました。
妻は私のほうを振り向くと、「何があったの? 凄い形相で部屋に閉じこもっちゃったのよ!」と訊いてきました。
部屋の中からは娘の号泣が聞こえてきます。
そう、私はこうして人生でもっとも大切なものを失ってしまったのです。
最近は毎晩、娘の泣き顔と猫たちの叫び声が夢に現れます。もう安眠の日々は還らないのでしょうか…