08/08/31 19:23:19 QeXRwP+m
増産、クウェートも日量30万バレルの増産を約束した。これによって、ガソリンや重油の価格も一気に
下がることを期待したもので、国民のためのエネルギー資源確保という当たり前の外交交渉だった
はずだが、内実はとんでもない方向に向かっている。
「調達した石油は日本の元売り各社が受け取り、それを経済成長著しい中国などに輸出するんだよ」
(経済ジャーナリスト)
元売り関係者によると、中国などのアジア地域は経済発展によってインフレ状態にあり、燃料油は
日本国内より高く売れる。そこで、中東から仕入れた原油を重油生産に回さず、中国でよく使われる
産業用の軽油や、灯油と同質のジェット燃料へと大量精製し、輸出するようになっているという。
「海外向けの石油製品は増産に次ぐ増産の態勢にあり、最大手の新日本石油なんか中国で
現地会社との合弁会社まで立ち上げ、輸出強化策を打ち出している」(同)
このように元売りは輸出にばかり目を向け、国民が必要としている燃料は供給しないという信じ難い現実。
そして、ここにきて税金まで投入し、元売りに金儲けさせるというとんでもないこの政策を放置して
おいてもいいのだろうか?