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■試される麻生幹事長の手腕
福田康夫首相にとって初の内閣改造・党役員人事により、自民、公明両党の不協和音は収まったが、次期臨時国会の
運営方針をめぐり対立が続いている。政府・自民党はインド洋での海上自衛隊の補給活動を継続するため新テロ対策特
措法の延長を視野に8月下旬の召集を目指しているが、公明党は慎重姿勢を崩していない。タイムリミットはお盆明けだ
が、円満に両党の溝は埋めることができるか。さっそく麻生太郎幹事長の手腕が試されることになる。(大谷次郎)
6日午前11時、都内のホテルで内閣改造後初の自公の幹事長・国対委員長会談が開かれた。低血圧のため早起きが
苦手な麻生氏に配慮して普段より3時間遅れの「ブランチ」となった。これまでの会議は「漬物をつまむ程度」で厳しいせ
めぎ合いが続くことが多かったが、麻生氏は天ぷらをパクつきながらジョークを連発。「久々に和気あいあいの会合」
(出席者)となり、予定を30分間ほどオーバーした。
会談では、次期臨時国会で原油高や物価高に対処するため景気対策に最優先で取り組むことで一致。道路特定財源
の一般財源化や消費者庁構想の枠組みを早急に与党で取りまとめることも決めた。麻生氏は「国民に『ここまでやったの
か』と思われるような思い切ったものを出したい」とハッパをかけた。
だが、最大の懸案である新テロ特措法の延長について、公明党の北側一雄幹事長は「なるべく国民の理解を得られるよ
うに努力していこう」と慎重姿勢を崩さなかった。これに対し、麻生氏は「日本への9割の原油を輸送するシーレーンの確保
は絶対必要だ。これは野党も反対できないだろう」と述べるにとどめた。国会召集時期についてもお盆前までに景気対策
などを取りまとめた後に再協議することになり、結論は先送りにされた。
(後略)
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