08/05/30 23:50:01 sDtaLunk
「核兵器は廃棄せず」と北朝鮮代表、米元特使に見解
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【ワシントン=貞広貴志】
北朝鮮の核問題で、米国のジャック・プリチャード元朝鮮半島和平担当特使は29日、
先月訪朝した際に6か国協議の北朝鮮首席代表である金桂寛(キムケグァン)外務次官らが、
核廃棄の対象について「プルトニウムの核施設に限られる。核分裂物質や核兵器は
含まれない」との見解を示していたことを明らかにした。ワシントンで開かれた討論会で発言した。
北朝鮮は、2005年9月の6か国協議で合意した共同声明では、「すべての核兵器と既存の
核計画」の放棄で合意していた。金次官の発言は、すでに保有していると見られる核兵器や
ウラン濃縮計画などについては核廃棄の対象外とするもので、北朝鮮が核全面廃棄を拒否
したことを意味する。また、元特使によると、北朝鮮側は「核廃棄は、軽水炉の建設と引き換え」
との要求も明確にした。
一方、元特使は30日付米紙ワシントン・ポストのインタビューで、北朝鮮高官が「米国は、北朝鮮を
核保有国として認めよ」と述べたことを明らかにした。
(2008年5月30日23時12分 読売新聞)