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チャイナ・ハンズが見る日本―④―(2008/4/14)
「中国は北朝鮮を領土に組み込む。となれば、韓国も中国の強い影響を受ける。朝鮮半島全体が
中国の勢力圏に入る」―。日本人に対し、こう断言してみせる韓国人が最近、急に増えた。
ソース:日経ネットアイ
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
「北朝鮮は早期崩壊」
理屈を聞くと、彼らは以下のように説明する。
「金正日政権の崩壊は近い。その際、中国は軍を送り、朝鮮半島の北半部を我がものとするだろう。
中国に直接に接することになる韓国は軍事的圧迫感から『中国の言うこと』を聞かざるを得なくなる。
結局、中国の支配力は半島全体に及ぶ」。
確かに「北朝鮮の早期崩壊説」があちこちで語られている。昨年5月に金総書記が心臓病の手術を
受けたことが西側の確かな筋でも確認されている。この後「軍や労働党など執権層がそれぞれに
次のトップを担いで争い始めた」と見る専門家が増えた。
食糧難にも拍車がかかる。昨年の収穫量は相当に落ち込んだ模様だし、国際的な食料価格高騰で
輸入量も減らさざるを得ない。金正日総書記が存命中に内部混乱から北の体制が崩壊する可能性も出てきた。
確かに、北が混乱すれば中国が軍を送る可能性が大きい。ただ、韓国人が懸念するように中国が
単独で派兵することになるかは疑問だ。治安維持部隊は複数国が送るのが常識だ。韓国も米国も、
ひょっとすると日本でさえ同部隊を送ることになるかもしれない。だから、この部分に関する韓国人の
断定は相当に怪しい。つづく