08/04/06 01:41:24 CHPNH66W
★日本の苦悩 JAPAiN
■世界第2位の経済大国はまだ落ち込んだままだ―その原因は政治にある
日本の「失われた10年」の亡霊が米国を覆っている。米国の住宅バブルが崩壊し、その影響が
金融市場で実感されるにつれ、よくて急激な減速に直面している先進国にとって、日本のあの
ひどいバブル崩壊の経験が何らかの教訓になるだろうか、と問うことが流行になっている。
1990年の日本の不動産と株式市場でのバブル崩壊は、最終的にはGDPの5分の1に相当する
不良債権を発生させてしまった。経済が再び正常に成長し始めたのは、実にその12年後である。
そして2005年になって初めて、金融ひっ迫と負債デフレから脱却できたと言えるようになった。
今日でさえも、日本の名目GDPは、1990年代のピークを下回っている―失われた機会を示す
冷厳な尺度だ。
それにしても、亡霊は人を欺くことがある。当時の日本と、現在の米国との間に、特に金融危機が
「実体」経済を危機に陥れるという点では共通点がある。だが、相違点のほうがはるかに多い。
日本は確かに心配の種に違いない―だがそれは、先進国が同じような経済的失敗に陥る運命に
あるからではなく、日本が世界第2位の経済大国でありながら、根本的な病根の解決に取り組んで
いないからだ。
>>2に続く
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