08/04/28 12:04:17 Ic6HRVN1
一応言っておくが、
憲法前文でも、歴史教科書でも、過去や普遍的事象に関する物語を語ってるわけ。
“政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、
ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。”
再び戦争→過去に戦争があった
決意し→決意したのは確定(制定)以前。
“これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。”
人類普遍の原理→憲法が作った原理ではなく、文字通り普遍的な原理
この憲法は、かかる原理に基くものである→因果的に原理は憲法より先。
歴史教科書でも同じ。教科書で過去の日本を日本と称し、
同時にその人民を日本国民と記述したが、
その過去の時代にはそれらの用語は使われてなかったような場合。
文部科学省承認の教科書用語としては、教科書とともにそれらの用語が成立するわけだが、
後から生じるのなんてそれくらいなもの。
・「日本国民」という概念
・「日本国民」と称された対象者
これらは時系列においても、教科書よりも前から存在する。
憲法だって同じ。“憲法によると”、戦争や決意や原理は憲法より前。
それが判明するのが(憲法概念となるのが)、憲法成立によるだけのこと。
「これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである」と憲法が言ってるが、
憲法が成立してから、これが成立したので、この原理は「憲法依存のもの(普遍的ではない)」であり、
「原理が憲法に基づくものであって、その逆ではない」なんて、「憲法は嘘である」と言ってるようなものじゃん。
こんなの嘘つきのパラドックスに近い、低レベルの言葉遊びでしかない。
何が憲法と同時なのかちゃんと理解できてないから、こんな混乱をするんだ。