08/03/04 06:55:31 傘 2YAHGXe7
おはようございます。
米国地方債が売れない。流出した資金がドル余りを演出
価値の下落を恐れる資金がドルから安全なものへの逃避を進める。
この大きな流れの中で、ドル売りが行われ円やユーロ資源などが買われる。
先週末のドル安を受けてこの流れが本格化、ウォンの動向が注目されたがウォンは
ドル以上に売られたということですね。
リスク回避の強い動きの中で、ウォンはドル以上にハイリスクであると投資家に判断
されたことになるのでしょう。
米国では誘導金利は下がっていますが、CDS(加算金利)が上昇傾向にあります。
結果的に、全体としての借り入れ金利は上昇中です。
このような流れの中で、ドル建て債の買い手は不在の状態です。
短期外債を中心としたロールオーバーはうまくいっているのでしょうか?
外債を償還する為にはウォンではなくドルが必要となります。
ロールオーバー(借り換え)失敗によるドル需要が生まれているのかもしれません。
昨日の状況では、韓銀がスワップ市場にドル供給しているかもしれませんね。
この場合、外貨準備高が徐々に失われてゆくことになると思います。
#昨日の動向はドルを逃避した資金が今後どこに向かうかを占う上で参考になるものです。
#残念ながら、この資金は韓国には向かわなかったようです。