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Six Parties, Zero Progress By Dan Blumenthal Posted: Tuesday, February 19, 2008
(AEI)北朝鮮核問題の6者協議、進展はゼロ Byダン・ブルーメンソル(要旨)
国務省は6者協議を生かしておく為に、失敗しているその交渉について酷いスピンを
かけて話している。しかし、それでも事態が全く進展していないことを隠すことが出
来なくなってきた。2009年に誰が新大統領になろうとも北朝鮮の状況はクリントン政
権の時代より悪くなっている。
先週、ヒル国務次官補は上院外交委員会で北朝鮮が約束していた核開発計画の申告の
締め切りに間に合わなかったことを説明しなければならなかった。更に重大な問題は
北朝鮮の継続する核拡散である。
ヒル国務次官補の証言の前日にはDNIのMike McConnellが証言して、北朝鮮がウラン濃
縮を進めているとの疑惑に「中程度の信頼性を持って」おり「証拠がある」とのべてい
る。北朝鮮への国連安保理決議では、そのWMDの拡散を禁じているのだが、昨年起こった
イスラエルのシリア空爆事件から見て北朝鮮がシリアへのWMD拡散に関与していることは
明確である。ヒル次官補はWMD拡散問題を深刻に捉えている、という事が出来るのみであ
る。
現実の問題は北朝鮮が核開発を完全に申告せず、拡散を続けることである。これに対する
国務省の対応は重油などの支援を続けることである。更にテロ支援国家指定を外し、さら
に平和条約の締結と国交回復を言ってる。簡単に言えば北朝鮮の悪辣な行為は国務省にと
って外交的勝利を目指す為に問題とするに足りない、と言う事になる。
1年半前にブッシュ大統領はシンガポールでアメリカは北朝鮮などのWMD拡散をやめさせる
と述べている。もしも北朝鮮がシリアへのWMD拡散に無関係であると言うのであれば国務省
はそれを明確に宣言すべきである。