08/01/18 15:32:59 WusSpqQQ
>>315 (続き)
保証の為の金額は、その時点で観測されたリスクによって変動するので、その金額の変
動にスペキュレートする参加者もある。社債やモーゲージ債券にどのくらいの破産のリ
スクがあるかという賭けのようなものになる。破産が実際に起こらなくてもリスクが高
まると価格が大きく変動する。
モーゲージ債券市場が悪化し価格が低下しているので保証会社は苦境に陥っている。
CDSによって(破産)リスクがより広い金融世界に拡散されていると言う事が出来る。
ウオール街では、これをカウンターパーティ・リスクと呼んでいて、取引相手が(大きな
損失を出した為に)契約を履行できなくなるリスクをいう。通常はACAのような比較的
知名度の低い金融機関が金融世界の不安定性に大きな影響を与え得る事が認識されてい
ない・
金融規制当局は主に銀行などの取引のリスクをチェックしてきたがACAのような金融機
関のデリバティブ契約のリスクについて大きな関心が払われてこなかった。この分野の
金融規制については問題が多く、既存の金融規制法規がCDS契約などに何処まで適用で
きるのか良く知られていない。基本的にそれらの契約は当事者間のプライベート契約な
ので実態が良く知られていない。
CDS市場は2004年から現在までに4倍増になっている。CDS契約は公開されず価格も知ら
れていない。この市場は12年前に生まれたもので2005年以降にモーゲージ債券を扱う
ようになった。ACAはシングルA格付けの会社で、トップタイアの企業ではない。資本金
は$425Mで、その保証している$69Bのクレディット保証総額に比べて遥かに小さい。
昨年12月19日にS&PはACAの金融状況が悪化しているとして格付けをAからCCCに変更して
いる。ACAの取引先はメリルリンチのほかカナダのCIBCやフランスのCalyon証券などが
ありメリルリンチやCIBC($2B)、Calyon($1.7B)は既にACA関連の損失計上を行なってい
る(後略)