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「何かあったらムシャラフ大統領の責任」、ブット氏の生前のメール公開される
【12月28日 AFP】米CNNテレビは27日、暗殺されたパキスタンのベナジル・ブット(Benazir Bhutto)元首相
が10月下旬に親しい人物に送ったEメールの中で、自身に何か起きた時はペルベズ・ムシャラフ(Pervez Musharraf)
大統領の責任だと述べていたと報じた。
CNNの番組The Situation Roomの司会者ウルフ・ブリッツア(Wolf Blitzer)氏が、ブット氏が友人で同氏の米国に
おける代理人を務めるマーク・シーゲル(Mark Siegel)氏にあてた10月26日付けのEメールを入手、27日放送の
同番組内で内容を公開した。ブット氏はメールの中で、「神の望まないことは起きないが、もし何か起こったときは、
わたしが10月16日にムシャラフ大統領に送った手紙のなかにある名前に加えて、わたしは大統領の責任を問いたい。
わたしは大統領の手先のせいで不安を感じるようになった。私用車に乗り、窓ガラスに遮光シートを張り、
妨害機器を使い、四方を警察車両で囲うといったことをせざるを得ない状況は、彼がいなければ起こりえなかった」
などと述べていた。シーゲル氏は番組内で、ブット氏が政府に警備車両4台など安全確保の措置を要請したが、
受け入れられなかったと指摘。ブット氏は問題のメールの送付に際して、もし自身が殺害されるようなことが
あったら公開するよう指示していたことを明らかにした。ブット氏はこのメールを送ったちょうど1週間前の
10月19日に、自身の帰国歓迎パレードで自爆攻撃の対象となっていた。
URLリンク(www.afpbb.com)