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■福田首相訪中―共同会見で格の違いが歴然
中国を訪問している福田首相は本十二月二十八日午前、温家宝首相と二時間半にわたる首脳
会談を行ったのち、午後に人民大会堂で共同記者会見を行った。中国首脳が外国首脳と共同会
見を行うのは異例で、中国側の歓迎の意の表明だと言うが、テレビ中継の画面に映し出された二
人は同列に並んでいるとは言え、両者の「格」の違いは歴然としていた。
威厳と自信に満ちた温首相に対し、緊張のためか絶えずそわそわしていた福田首相は宗主国を
前にした属国の宰相のようでもあれば、暴力団の親分に媚びる堅気の市民のようでもあった。
会見は、まず二人が首脳会談の意義や内容に関して発言し、つづいて記者からの質問に答える
かたちがとられた。そしてそこでは日本側が懸案とする東支那海のガス田開発問題で「双方が早期
解決のため断固たる決意を共有した」ことが明らかになったが、要するに協議を継続することを確認
しただけで、案の定、何の進展もなかったわけだ。その他、経済問題、環境問題、拉致問題などに
ついても話し合われた模様で、そうした話をテレビ中継をしていたNHKの解説員も詳しく取り上げていた。
だがなぜか解説員は触れなかったが、本日の会談で中国側が非常に重視していたのが台湾問題である。
つまり台湾が来年三月に予定している、台湾名義での国連加盟の賛否を問う国民投票は「台湾独立
の動き」だとして、それを何としてでも阻止したい中国は、日本もそれに同調するよう、会談で取り上げ
たのだ。言わば台湾への内政干渉の誘いである。このような中国の無法な求めに対し、福田首相は
どのように応じたのだろうか。
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