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Saudis plan huge sovereign wealth fund
By Henny Sender and David Wighton in New York and Sundeep Tucker in Hong Kong
Published: December 21 2007 09:23
(FTアルファヴィレ)サウジアラビアが巨額の国富ファンドを計画中(らしい)
サウジアラビアはアブダビの$900B(100兆円)規模の国富ファンドを超える、世界最大の
国富ファンドを設立することを計画している。シンガポールの国富ファンド、テマセク
(Temasek)のメリル・リンチへの出資などが話題を呼んでいる中、サウジアラビアの動
向が注目を集めている。
UBSやモルガンン・スタンレーもテマセクに出資の打診をしたとされる。サウジアラビア
の国富ファンドが出資を行なう場合、政治的影響などが議論されるかもしれない。
従来、サウジアラビア・マネタリー監督庁(SAMA)の投資方針は保守的でアメリカの財務
省債券などへの投資が主なものであるが湾岸諸国の金融当局は最近とみに高いリターン
を指向するようになって、プライベート・エクイティ・グループやヘッジファンドへの
投資が増えている。そうした動向は欧米の問題を起こした金融機関の買収や再建への出
資を積極化させる。
サウジアラビアのAbdullah王は来年度予算で野心的なインフラ開発を計画しており、サ
ウジアラビの投資戦略の鍵はAbdullah王の考え方であるとされる。
サブプライム問題で巨額損失を計上した金融機関は、メリルリンチがシンガポールのテ
マセクの株式10%相当の出資をうけ、モルガンスタンレーは中国のCICの$5Bの出資をうけ
UBSはシンガポールから$10Bの出資を得てシティグループがアブダビ政府の$7.5Bの出資
を得ている。これらの投資の決定で、中東やアジアの国富ファンドの影響力が重みを増
している(後略)