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パキスタン情勢。野党がどんどんガタガタに。裏でどんな工作が行われるのかは怖くて想像できないけど。
総選挙をめぐるパキスタン野党の団結破綻 2007.12.10 20:28
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
【バンコク=菅沢崇】 来年1月8日に実施が予定されているパキスタンの総選挙をめぐり、ボイコットに向けて
調整を続けてきた野党の足並みがそろわない。各野党はムシャラフ大統領打倒の決め手を見いだせないまま、
自主方針で選挙戦に突入する情勢だ。一方で大統領は今月16日と発表した非常事態宣言の解除を1日繰り上
げて公正さをアピールし、着々と地盤固めを進めている。
現地からの報道によると、シャリフ元首相は9日、総選挙への参加を発表。同氏が実権を握るパキスタン・イス
ラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)の幹部は10日にファイサラバードで支持者集会を行い、シャリフ氏が第一
声として「反ムシャラフ」の演説を行うとしている。
シャリフ氏は、11月25日に帰国した直後から、先に帰国を果たしたブット元首相との間で共闘によるボイコット
を模索。しかし、連日の協議で15項目までは双方とも合意しながらも、11月の非常事態宣言で解任された最高
裁長官のチョードリー氏の復職問題をめぐって暗礁に乗り上げた。選挙前に解決を求めるシャリフ氏に対し、ブッ
ト氏側が選挙後と固執し、結局協議は破綻(はたん)に終わった。
9日には、ブット元首相率いるパキスタン人民党(PPP)を除く野党で構成される全党民主化運動(APDM)がボ
イコット戦術を議論したが、意見がまとまらないまま、各党の判断で独自に選挙戦に臨むことが決まった。
野党の団結が停滞したことについて、イスラマバードの消息筋は「当初からPPPの中では、選挙で相当の議席
を獲得できるとみてボイコットに対する反対意見が根強かった」と指摘する。下院で相当の議席が確保できる見込
みもあり、ムシャラフ大統領との連携も条件次第では復活する可能性もあるからだ。
9日には北西部のカムラの空軍基地で12人が死亡する自爆テロが発生するなど、依然として政府のテロ対策
への不満は大きい。国民のムシャラフ政権への信頼は薄いが、「大統領は野党の分断を横目に自らを支持する
与党に結束を求め、確実に選挙戦の勝利への準備を進めている」(消息筋)としている。
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URLリンク(sankei.jp.msn.com)
パキスタンのシャリフ元首相が率いる野党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派は9日夜、来年1月8日に予
定される総選挙に参加する方針を明らかにした。ブット元首相の野党パキスタン人民党(PPP)は既に選挙参加の
意向を示しており、強権支配を続けるムシャラフ政権に公正な選挙を迫る決め手を欠いたまま、主要野党の大半が
選挙運動に突入することになった。