07/12/06 19:32:59 mvhp+xLI
【朝鮮日報】:低成長・物価高・経常赤字の三重苦到来か(上)
韓国銀行が5日に発表した景気展望報告書によると、来年の韓国経済は、成長率が落ち込み、
物価が急上昇し、経常収支が赤字に転落する三重苦にあえぐことになりそうだ。
現代経済研究院の韓相完(ハン・サンワン)常務は、「『良好』とか『安定』という遠回しな表現を使ってはいるが、
示された指標を見ると、韓銀は来年の韓国経済を予想よりはるかに悲観的に見通しているようだ」と指摘した。
来年の韓国経済の足かせとなる外部要因として、韓銀は▲サブプライム住宅ローンの焦げ付き問題に端を発した
世界の景気後退▲原油など原材料価格の不安が解消されない▲ドル安▲中国のインフレ懸念-などを挙げた。
韓銀は特に、原油輸入単価が今年の69ドル(約7650円)から来年には81ドル(約8980円)まで上昇し、
消費支出にブレーキをかけ、物価上昇圧力が高まるとし、結果的に経常収支を悪化させる主因になるとみている。
金在天(キム・ジェチョン)韓銀調査局長は「これまでは原油高が先進国の好景気や新興市場の
高成長などで大方吸収されていたが、今後は世界経済の成長鈍化、物価不安心理の広がりなど
原油高のマイナス効果が徐々に顕在化する可能性がある。
こうしたリスク要因で韓国の景気が急速に減速する可能性は大きくないが、
原油価格とサブプライム問題などの要因が予想外に悪化すれば、景気拡大モメンタム(勢い)が
弱まる可能性がある」と警告した。
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