07/12/05 12:55:26 JQz4kC7V
<グローバルIT>日本、iPodを作れない理由は…
「私たちはどうしてiPod(アイポッド)を発明することができなかっただろうか」--。
技術強国である日本の企業がこのように羞恥していると米時事週刊誌ニューズ
ウイーク最新号(10日付)が報道した。日本の国内総生産(GDP)に対し研究開発
(R&D)投資比率は世界3位だ。昨年1300億ドルをR&Dに注いだ。保有した特許も
米国より多い。しかし、デジタル時代を代表するアップルやGoogle(グーグル)のような
企業はない。
日本最大移動通信企業であるNTTドコモはグローバル企業になる機会を逃した。
日本で成功した無線インターネット技術「iモード」で世界市場掌握に出たが失敗した
のだ。日本と違い、外国消費者たちはシンプルなものが好きだという基本事実さえ
把握できなかったためだ。
アップルがソニーを抜いてグローバル革新企業に浮上すると日本人たちのプライドは
傷つけられた。ソニーの共同創立者井深大と盛田昭夫の技術とマーケティングの融合で
成功神話を作ったが、もう昔のことだ。ソニーは金融、映画など四方に事業を確張し、
自分の足にひっかかって倒れた“恐竜企業”となった。
日本人たちはiPodの成功が代弁する新しい事業方式に衝撃を受けている。ドコモ、
NEC、ソニーがコツコツと技術を改善している間にアップル、Googleは一気に革新技術と
マーケティング、デザイン、流通を結合して新天地を創造した。国外協力を敬遠する日本
の企業文化が革新を阻害するという自省の声が高い。実際に三洋電機のある幹部は1
997年、iPodと似た製品を構想し、アップルと協力して製品化を推進しようとしたが、
会長が止めて、断念したことがある。