【政治経済】平成床屋談義 町の噂その44at ASIA
【政治経済】平成床屋談義 町の噂その44 - 暇つぶし2ch823:日出づる処の名無し
07/12/07 03:05:07 EXec7G1r
URLリンク(www.ft.com)
Oil cartel sails into troubled waters
Published: December 5 2007 20:01 | Last updated: December 5 2007 20:01
(FT、評論)荒波へ向かうOPEC

OPEC総会は水曜日に増産の必要性と価格高騰をめぐって意見が対立した後、結局
増産はせず、生産量を据え置きと決めた。

問題はOPEC内部の対立、闘争が増大していて政策方針が不透明であり、その事実が
石油価格のボラタリティを増加させ、価格の不安定性や先行き見通を不透明にして
石油関連の開発投資を妨げることである。

OPECの事実上のリーダーであるサウジアラビアは需要と供給がバランスしていて増
産の必要は無いといっているが、実際のところOPEC内部の鷹派メンバーの優勢が増
していて、アルジェリアやベネズエラがバレルあたり$100以上を望んでいる。

OPECの内部分裂というのは今に始まったことではないけれど、最近の対立はアメリ
カ景気の後退傾向の中での石油価格のスウィングを招きかねない。

9月のOPEC総会以降に、実際には石油生産は増加していて、サウジアラビアの要請し
た増産が起こっている。アメリカの景気後退が石油需要を減少させれば、将来の増
産は不要なのかもしれない。しかし開発途上国の石油消費の増大の為に需給が引き
締まっている。現行価格の維持をなくするには景気後退が大変厳しいものになる必
要がある。

824:日出づる処の名無し
07/12/07 03:05:40 EXec7G1r
OPECの政策の誤りは、OPECがどのような価格レンジを目指すのかが不明な点である。
OPEC内部の闘争が継続するかぎりOPECの政策は不透明で市場のボラタリティが増大
する。OPECの増産余地がどの位あるのかが不明確な点も将来の価格の不安定化を招
く。IEAは日量250万バレルの余地があると推測しているが、この値は価格政策的に
OPECの操作できる程度を示すものである。だが、この値も楽観的であるかもしれず
ベネズエラやイランは老朽化したインフラの為に増産が難しくなっている。

$100の石油と言うのもも問題ではあるが、石油価格のボラタリティの高さは深刻な
ものがある。石油価格が安定的に推移するならば消費者は対応の計画を作れるし
中央銀行はインフレリスクを計算することが出来る。代替エネルギーや石油発掘へ
の投資もやりやすくなる。石油価格の不安定性は中央銀行のマネタリ政策の運営を
より困難なものとし、開発投資をためらわせる。OPECが価格安定を目指すというの
であれば、それを実証しなくてはならない。

825:日出づる処の名無し
07/12/07 03:26:24 BXmZxb3g
儲かるか儲からないかじゃなくて、
将来、困るか困らないかを考えて、
備えておく必要はある、と思う。

でも、良い方法が見つかって、
それで困る国が出来ても困る。
難しいね。


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