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１９９３年１月１３日事件は起きた。発見は体育館で夜の事だ。
「学校からまだ帰らない」と云う少年の家庭から通学する中学に電話が
有った。既に職員も生徒も学校から帰宅している時間だ。
偶然、当夜は、地域のスポーツ少年団がその中学で、バトミントンの
の練習をしていた。
「まだ帰らない」という少年を捜すと引き受けたのは、そのスポーツ
少年団の指導者で、探したのは、その指導者ともう１人の指導者、と
そのメンバー達だ。メンバーは自分たちの練習を中断学校中を探したが見つからなかった、少年の持ち物鞄が体育館の舞台
においたままになっているのを指導者は知り、その機転で団員達は
舞台の反対側の用具室の扉を指導者の指示で開け、用具室奥のマット
に頭から潜り込み、足だけ出した少年を発見する。
少年は、胸部を圧迫した窒息死の有様となっていた。
どうしてこんな事が起きたのだろう・・。
警察は、クラブ活動中に起きた事件で、被疑者は体育館でクラブ活動を
していた者達だとして、その日、体育館でクラブ活動をしていた者を
被疑者として調べた。その日、体育館で入り乱れて活動していた生徒は
５０余名だ、互いが目撃者になる関係性だった。