06/11/25 18:44:17 NzWEN3Zs0
>>639
あの団地は市営住宅で正式名称が本公郷改良アパートといいます。
”改良”の冠がつきますがもちろんBとは無関係で、戦前は海軍の軍人軍属の宿舎。
戦後は引揚者や戦災者が住むようになり、今の姿になる前は木造2階建てが30むね(1むねに4世帯入居)
合計120世帯が住んでいました。
戦前の急ごしらえで造った木造住宅なので老朽化が激しく、昭和45年に鉄筋コンクリートに改良されたので
改良団地と呼ばれます。今ではどこにでもある普通の団地ですが、昭和45年当時の横須賀では
公営住宅では初の11階建てマンモスアパートと評判になったほどです。
他の団地と異なる点として、ガラス張りのサンルームが目につきますね。
当時としては11階建てなんて高層住宅でしたので、ベランダに出たりしたら転落の恐れがあるし、
布団が風で飛んで落下するかもしれないので、ということで全室ベランダにサンルームが付けられました。
よく西日本のB団地で話題になる『二重窓』ってありますよね。
防寒のためにガラス窓を2重にする意味ではなく、公営住宅なのにB住民が勝手に改増築して
ベランダをガラスで囲い、狭い団地住まいに少しでもスペースを作り出す、アレです。
公郷のサンルーム団地を見るたびに、なんとなく西日本の『二重窓』を連想してしまう私ですが
残念ながらこの団地はBがらみではありません。
これは和歌山県ですが一応参考資料としてはっておきます。URLリンク(www.edu.kobe-u.ac.jp)