06/10/02 14:08:44 SaLRdBoj0
ナレーション 滝口順平
びっくりの展開ですよぉ~。 まだまだオメメちゃんとのお付合いが続きそうですねぇ~
神成はクーラーボックスから黒毛和牛の取り出し、皮革検品台に広げた。水洗い済みの生皮は既に血の匂いは無い。
ブー「防腐処理の塩漬け処理をしてない和牛なのね・・・白鞣革向きだから この子は和風処理がいいわ」
サキ「じゃ、この皮は、勝・光司兄弟社の作業場へ届けてきます。越靼(こしなめし)作業が出来るのはアソコだけだもんね」
サキはオメメちゃんを畳み、再びクーラーボックスに詰め込むと勝・光司兄弟社へ運び、間もなく戻って来た。
阿藤 「あーーーびっくりしたぁ~ 切り取った皮なんて見たのは、自分の包茎手術依頼だよぉ~」やっと言葉が出た。
スタッフ「ナに言ってんですか、緑川さんの処でたくさん見たじゃナイッスか!」
阿藤 「そぉ~だっけぇ~ 肉ばっか見てたんで、皮なんてぇゴミにしか思って無かったんだぁよなぁ」
サキ 「ウチの村では皮の方がメインなんですからねっ! 牛さんの魅力は肉だけじゃないんですよっ」
ぷーっとほっぺを膨らませながら、阿藤たちを神成の作業所の奥に誘う。
ブー 「じゃ早速ですが明治以降欧米より導入された、タンニン・クロムなど薬品を使用したなめし技術を見学していただきます」
スタッフ「いやっワレワレは、肉さえ食べられたらいいんすよ。 いっ いいです。か、皮には興味ナイッスっ」
サキ 「なぁによっ 叔父様直々にBらり一行を案内するように命令されてるの!付いてきて!」手の中のヨーヨーが光る。
阿藤 「なんだかなぁ~ でも革も食べられんじゃないのぉ~ チャプリンが映画で革靴食ってたよぉ~」
ナレーション 滝口順平
おやおや、鞣革工場の見学が始まりましたよぉ~ でも阿藤さぁあん 靴はやっぱり食べない方がいいんじゃないですかぁ~