07/04/06 01:24:05
インターネット掲示板2ちゃんねる、への誹中傷の書き込みなどを巡り、管理者西村博之氏(30才)を相手取り、名誉棄損などを訴える民事訴訟が全国で50件以上起こされ、すくなくとも
43件で西村氏側の敗訴が確定していることが読売新聞の調べで分かった。この結果、西村氏に命じられた賠償額は約5800万円、仮処分命令などに従わないことによる「制裁金」が一日当り
約88万円、累計約4億3400万円に上がるが、西村氏が支払いに応じたケースはほとんどないと見られる。原告側は勝訴にもかかわらず、賠償を得られない状態で、ネットの無法状態と司法
の限界が露出した形だ。
西村氏に対する訴訟は2001年以降、東京地裁だけど50件以上が起こされ、うち40件の敗訴が確定。他にも札幌、大阪、神戸地裁で計3件の敗訴が確定している。
訴えの内容は、1、書き込みの削除請求 2、プロバイダー責任法に基づく、書き込んだ人の発信情報わ開示請求 3、書き込みを放置した管理者責任を問う損害賠償請求―がほとんど。
01年7月に東京都内の動物病院経営者が「えげつない病院」などと書き込まれたとして提訴した訴訟では、400万円の損害賠償命令が確定。昨年1月にも、北海道の大学教授が「人種差別
者」などと書き込まれたとして賠償を求めた訴訟で110万円の賠償を命じた判決が確定している。
西村氏は多くの裁判で弁護士を付けず裁判を欠席しているため、原告側請求を認める判決がほとんど。また西村は訴訟などをあまりしないため、敗訴確定が相次いでいる。
読売新聞社の調査によると、西村氏は書き込み削除請求のうち11件、開示請求のうち3件には裁判所命令に応じた。しかし賠償金支払いを命じられた21件で支払ったケースはなかった。
このため9件の原告側は、西村氏の財産を差し押えようと強制執行の手続きを取った。しかし回収できたのは4件計3百数十万円。差し押えがうまくいかないのは、西村氏名義の銀行口座を
突き止めても残高が少なかったり、西村氏が取締役を努める会社から「役員報酬は払ってない」と回答されたため。西村氏に対する裁判を10件以上手掛けた弁護士は、「勝訴しても被告に
無視されれば打つ手がない」と話す。読売新聞は西村氏に対し2月下旬以降、電子メールで取材を申し込んでいるが、返答がない。