07/08/23 22:08:27 ibTsHKGV
>>273 >.191-239
この最新鋭大型護衛艦「ひゅうが」というのは実はかなり踏み込んだメッセージ性があります。
海上自衛隊には、こんごう(金剛)、はるな(榛名)といった艦船がある。
これは戦艦より1ランク下の「巡洋戦艦」の名前を襲名したもので
戦艦の名前ではなかった。
しかし「日向」と言えば36㎝砲12門を搭載するれきとした超ド級戦艦。
核兵器がなかった昔、戦艦といえば今でいうところの原子力空母や戦略原潜といった
単なる戦術兵器ではなく高度な政治的価値をもった戦略兵器だった。
戦艦長門、陸奥といえば当時イギリスのネルソン級2隻、アメリカ合衆国のコロラド級3隻
と並んでビック7と呼ばれ世界最強戦艦の一角を占めていた。
戦艦というのは打撃力の象徴であり、その戦艦の名「ひゅうが」を冠する
護衛艦が登場することは「今までは『専守防衛』だけでしたが今後は『先制攻撃』にも力を入れる、
専守防衛?憲法9条?そんな建前やキレイごとと心中できるかボケ」
という意思表示でもあるわけです。北朝鮮のミサイル等の事案により
「策源地攻撃能力」獲得の必要を増している今、今後の防衛の在り方
を示唆するものと言える。
また、「ひゅうが」という名前は日本海軍に密接な関係がある。
宮崎県日向市には「日本海軍発祥之地碑」というのがある。
日本の初代天皇となるカムヤマトイワレヒコが水軍を編成し東征
に旅立ったのが現宮崎県日向市にある美々津浜だったとか。
「日本海軍発祥之地碑」とは
この故事を記念したものとされる。
「ひゅうが」とはまさに
日本海軍の復活を全世界に宣言するのに相応しい光輝ある名といえる。