07/08/05 11:04:19 fSYCHyu1
首都圏でも合格実績水増し 埼玉・狭山ヶ丘高校
私立高校が合格実績を“水増し”するため、受験料を負担し優秀な生徒に複数の大学を受験させて
いた問題で、埼玉県の狭山ケ丘高校(小川義男校長、生徒数1080人)でも同様の負担を
行っていることが分かった。中には1人で13大学38学部・学科に合格した生徒もいた。
これまで近畿圏と静岡の15校で水増しが判明しているが、首都圏では初めて。関係者は
「氷山の一角」と指摘している。
狭山ケ丘高校によると、大学受験料を学校が負担する制度は平成12年度から行われているが、
対象者や受験校数、学校が負担した総受験料など詳しい内容は明らかにしていない。制度の
目的については「大学の受験料は高額で、実力がありながら経済的に苦しい生徒を支援する
必要があった」としており、報奨金などはなかったという。
山崎修教頭は「制度を励みにしている生徒もいるので廃止の予定はない」と話している。
同校は昭和35年開校。今春は早稲田に31人(昨春11人)、明治、法政、青山学院、立教、
中央の「MARCH(マーチ)」と呼ばれる都内上位私大に計187人(同149人)など
合格者を急増させたとPRしていたが、この2人で早大の11学部・学科、MARCHの
41学部・学科に合格していた。
首都圏でも水増し校が発覚したことについて、受験産業関係者は「他校でも行われている。
特に近年、合格実績を急増させている高校は可能性が高い」と指摘する。少子化を迎え、
生き残りを目指す私立高にとって大学合格実績は大きな武器になっており、「法的には
問題ないのだから気持ちは理解できる」。
別の関係者は「合格実績は生徒の自己申告に基づくもの。ほとんどの学校が確認せずに
発表している」と内情を話す。保護者やマスコミはこうした水増しされた数字をうのみにせず、
私学側も実合格者数や進学者数を列記して誤解のないようにすべきだとしている。
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