07/06/13 14:40:54 XpWiG+Np0
昔、僕が住んでいた家は、俗に言う猫屋敷と言われるような、
猫の集会場所になっていた。僕の親は、これが又動物好きで、
はじめに餌をあげたことからどんどん数が増え始めいき、
ご丁寧に一匹ごとに名前がついていたほどだった。
親猫シロ、ナメ(何故か何でもなめる癖があったから)、
子猫たち(この中にチャトが居た)。
段々日がたつにつれ僕の町も都心化されていき
猫の居場所を少しずつ奪っていった。
廃工場がマンションになり、猫の遊び場であった草むらも
またマンションの一角に消えていった。
後に飼い猫となったチャトも車にひかれて足を引きずって
帰ってきたこともあったぐらいだった。
そこで、何とか猫たちを安全な場所に連れて行こう
という話が出て、ある日、猫たちを車で運ぼうとしたところ
親猫が異変に気がつき子猫たち一行を連れて逃げてしまった。
後を追うことも出来ずに居なくなってしまった。
ため息とともに家に帰り僕は自分のベッドで横になった。
するとベッドの下で何かが動いているのに気がつき
開けてみるとチャトとトラ(後に友達の家に引き取られる)
がこっちを向いて鳴いた。
猫たちの大騒動の中この二匹はのほほんと寝ていたのだった。
チャトが家の飼い猫となったわけは、
ただ単に器量のいいほうを友達にあげた
といった単純な理由からだった(笑)。
馬鹿だけど、何処か大人びた部分があり
すごくぽっちゃりかわいかった。
親馬鹿ですんで(笑)。
それからチャトと自分ら家族との生活が始まったのです。
チャト物語りはこんなところでした!