06/12/24 07:11:24 HddzDx0o0
少なくとも20年ぐらい前は、レコード会社のセールスマンが、自分の担当エリアでオリコンの集計対象になっている
お店に頼み込んで、チャートを操作してもらうことは「チャート対策」としてごく当たり前におこなわれていた。確か
当時はオリコンからお店に電話があって、売り上げ順位と売り上げ枚数を報告するというシステムになっていた。
だから実際の売り上げ枚数がどうあれ、報告するお店の胸先三寸でどうにかなってしまうわけである。もちろん
「買い取り」と称して一定の枚数のレコードをお店からレコード会社が伝票上の操作だけで売り上げ計上し、お店の
報告に反映してもらうというやり方もあるし、親しいお店になると買い取りもせずセールスマンがお店にチャート操作
を口頭でお願いしたり、ときにはその順位を書いたノートを自分で(もちろんお店の人の了解を得て)適当に書き換え
たりしていたのである。なんでそんなこと知ってるのかといえば、私が某レコード会社の営業だったころによくやって
いたからだ。もちろんすべてのチャート調査店がそんな操作を受け付けていたわけではない。ただチャート工作は
間違いなく存在したのである。
オリコンもそんなことはわかっているから、チャート集計の対象となるお店はしょっちゅう入れ替えてるという噂だった
が、いずれにしろそのころレコード会社にいた人間なら、こうした類のチャート操作がごく当たり前におこなわれていた
ことはよく知っているはず。そして、そんなアナログな集計の仕方なら、たとえお店からの報告段階で正確な数字が
あがっていたとしても、それを集計する段階でなんらかの恣意的操作がおこなわれていたのでは、と勘ぐることは十分
可能だ。セールスマンがチマチマ個々のお店でやるより、集計の段階で操作してしまえば、そっちのほうが簡単だし
手っ取り早いしね。
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