06/04/02 10:51:25 RC7jLEgK0
うちの研究室では3年ほど前から、nyパケットの流通量等の監視をやっているんだけど、奇妙なことにウイルス数や流出ファイル数が今年に入って急激に増えたという事実はないんだよね。
ネットワークの監視というと、最新鋭の高価な機械を使ってスゴいことをやっているように感じる人がいるかも知れないが、使うPCは家庭用のPCでソフトもテラターム等誰でも入手できるものを使っている。分析は、実に骨の折れる地道な作業だ。
(この分析過程は、nyの流出ファイルの発信元を特定するサービスをやっている民間企業でも同じことをやっている。)
マスコミが流出を連日えらく騒ぎ立てるものだから、流出件数が急激に増えたという印象があるが、実は今問題になっているファイルの多くは、昨年のうちに流出が確認されたものばかりだ。
2ちゃんねるのWinny関連スレでも昨年のうちに流出が報告されており、一旦忘れ去られたものが、報道によって再燃している。
調べれば調べるほど、技術的な問題よりむしろマスメディアの影響力の大きさを思い知らされるよ。