07/11/23 09:19:14 fkpFeQm9
支援ありがと。>>134-135、>>178-182、>>261-267関連。
▼外為先物スワップ市場大混乱‥銀行はドル飢饉 (韓国経済新聞翻訳)
ファンド集中現象の影響で預金が抜けてお金(ウォン)日照りに苦しんでいる銀行が、外貨(ドル)資金も
集めることができなくてじたばたしている。世界的信用収縮の余波などで、銀行や企業がウォンとドルを
交換する方式で外貨資金を調達して来たスワップ市場で、ドル不足現象が出ているせいだ。スワップ
市場のドル不足現象は現物市場にまで心理的な影響を及ぼし、為替の急騰要因で作用している。
"韓国銀行はスワップ市場にドルを供給しなければならない"と市場参加者(銀行)が要求するのもこんな
理由からだ。政府と韓銀は基本的に"銀行の韓銀介入要求は一種のモラルハザードで、自律的な市場
メカニズムに任せるのが望ましい"と言う立場を見せている。
◆どうしてドル資金が不足なのか
ドルが必要な企業や金融会社は△海外から直接借りるか△現物市場でドルを買うか△スワップ市場で
保有するウォンをドルと換える形でドル資金を調達することができる。もちろん輸出と輸入を同時にする
企業等は、輸出代金を直接活用したりする。
最近になってアメリカ発のサブプライム問題の影響で世界の資金市場が萎縮して、ドルを求めにくく
なった。国内銀行や企業の海外借入は、海外の信用収縮の余波で借入金利が急騰して、事実上中断
した状態だ。
外国為替市場(現物市場)では安全資産であるドルの需要が増え、外国人の株式売渡勢も絡んで、
ウォン・ドル為替が急騰(=ウォン安)している。輸出業者は有利になったが、輸入業社の負担は増えた。
特に銀行が輸出業者の先物契約を引き受ける過程で為替リスクをヘッジするために、ドルを調達する
スワップ市場では大きい混乱がおきている。これまで重工業社などの輸出会社は、今後の輸出代金を
受ける時点の為替下落(=ウォン高)に備え、通常契約金額の60~70%を先物契約を通じてヘッジ(危険
回避)して来た。後で手に入るドルに対して、為替リスクを回避するための措置だ。輸出業者は銀行に
先物契約を売り、銀行も将来の為替変動に備えて自主的に為替ヘッジする。通常はスワップ市場で
ドルを借り、そのドルを現物市場で売る形でヘッジする。銀行の立場では、契約満了時に重工業社から
ドルを受け取り、スワップ市場で再びウォンに変えるから為替リスクには露出しない。最近の問題は
スワップ市場でドル供給がぶっつり切れたという点にある。
つづく