07/11/15 08:28:18 DCrN2zPB
前スレの大作記事、552、553、557、563、567の続きです。なお前半部分は日本語版にも出ています。
▼[通貨危機10年]<2>金融-企業、失ったことと得たこと (東亜日報翻訳)
-- 先進金融技法の導入どころか、主導権だけ渡して
-- 企業ら果敢な構造調整?支配構造の改善成果
-- 労働-公共部門は進展ない? “改革至急”の指摘
《国内銀行のうち一時はうまく行っていた第一銀行は、通貨危機の前後に大企業の相次ぐ不渡り
で不良化して、1999年末ニューブリッジキャピタルファンドに売却された。当時政府は第一銀行売却
が国家信用等級をあげて、先進金融技法を取り入れるのに役立つという論理を広げた。しかし現実
はそうではなかった。ファンドの属性上短期利益に重点を置いて、銀行産業の発展という長期課題
には何の役にも立たなかったという指摘が多かった。ニューブリッジキャピタルは莫大な利益を貰い、
第一銀行をイギリス系のスタンダードチャータード銀行に売ってしまった。直後の2005年1月、当時の
李憲宰経済副総理は言った。“当初期待した先進金融技法の導入効果は全然なかった。ニュー
ブリッジキャピタルに第一銀行を売却したことを、痛恨の教訓にしなければならない”》
1997年末通貨危機が韓国経済を強打すると、政府はこれを乗り越えるため△金融△企業△労働
△公共など、4大部門の改革プログラムを出した。企業の骨身を削る構造調整と国民の苦痛分担の
おかげで、韓国は2001年8月国際通貨基金(IMF)の管理体制から脱することができた。しかし第一
銀行の売却事例で見るように、多くの試行錯誤を経験しなければならなかった。このような試行錯誤
は通貨危機の後遺症として、いまだに国民経済の大きい負担になっている。
つづく