07/10/20 09:45:14 AO8wa6xI
(SWFについて)
各国政府が国家の金融資産(外貨準備)を一部ファンドの形で運用するというのが
SWFですが、現在、是をやっているのはシンガポール、ノルウェイ、UAEなどです。
最近は中国が是に熱心で、いろいろ計画があるといわれています。外貨準備の金額
の大きい中国、日本、中東産油国、ロシアなどがSWFを始めると、大きな影響がある
と予測されます。
財務省の国債(TB)ではなくSWFにするのは、運用利率を高める為で、仮に日本の外
貨準備の一部の運用利率が5%向上すると、所得税の全額に相当するくらいの利益が
生み出せるという資産もあります。
SWFが広まると、財務省債券などが売れなくなり、利率を高めないといけなくなって
財務省に不利、一方株式などは大口の安定的な保有者が出来るので価格上有利になる
といわれています。
しかしSWFが、積極運用をヤリスギで、会社の買収(プライベート・エクイティ化)や
不動産、鉱山利権などの取得に走ると国家利益の対立になりかねないという議論があ
ります。国家にとって重要な技術や資源、組織を運営する会社を外国人所有に出来な
いようにするといった動きも生まれています。