07/10/19 04:22:28 OrJm5V2C
ちょいと横から指摘。ID:M8BKAHlQ氏の言うような、
「太陽光発電ネットワークを中東地域やゴビ砂漠、タクラマカン等に設置」し
「発電した電力で海水から製造した水素燃料の普及を計る」という話は、
脱・石油に絡めて、1974年の石油ショック以降折に触れて出ているのだがねえ。
その発電した後の送電網等のインフラの維持管理に要する人手と、初期に配置する
太陽電池パネルの製造維持管理に要するエネルギー・資源、維持管理整備コスト、
配置地域の地政学的リスクから繰り返し立案される度におじゃんとなっている。
エネルギーとしての石油資源に頼らないようにする為の新エネルギーインフラ設備を
わざわざ石油産出するような中東やら、インフラの配備管理が困難な中国奥地に
配置しようって時点から間違っているよ。
今後一世紀の技術展望でも、それだけの太陽電池配置し、常用に耐え得る
安全な水素吸蔵合金タンク整備し維持管理するだけのインフラ支える人手の
「生活維持の為のインフラ」整備する時点で、人口数百万規模の都市圏が
形成されちまうんだからさ。
テロリスト以前に「エネルギー枯渇に耐える為の太陽光発電ネットワークをこれら地域に配置した場合、
それに要する維持管理コストには先進諸国でも耐えられない」その上、これらの地域での陽光だと
太陽電池に対する日光の直射で電池表面が60~80度に達するが、熱による出力電圧低下と
「候補に挙げられた各砂漠に必要充分な量の太陽電池パネルを集積し展開配置した場合、
地表の反射率の変化と太陽電池による熱吸収と蓄熱に伴い、地球規模での環境変動を巻き起こす」
問題が出て来る。この解決方法は現時点では存在しない。
陽光サンサン降り注ぐ砂漠抱えた、石油枯渇に不安抱く某国ですら激烈に居住域狭まるためにプロジェクト断念しとるぞ。
でも、度を越してビリーバーな人たちは
「環境問題と貧困から脱する為、太陽光発電ネットワークをこれら地域に配置する事こそが
世界平和に貢献するのだ」って手段と目的がすぐ倒置するんだよねぇ。
誰がそんな地球環境確実に大変動させた上、人類の居住可能域狭める
本末転倒なプロジェクトの元手を出せるんだっての……。