07/10/04 23:54:55 N+X7op1P
もし中国経済が年8%成長を続けるならば、2031年までには1人当たりの所得が米国と
肩を並べるでしょう。この時には、14億~15億人が中国に住んでいると推定されます。
例えば、彼らが今の米国並みに紙を使うと、現在の世界生産量の2倍が中国で消費さ
れることになるんですよ。
米国のように4人に3台まで自動車が普及すると、中国全土では11億台が保有される
ことになる。現在の世界全体の保有台数は8億に過ぎないというのに。高速道路から
駐車場など自動車用のインフラのために、現在中国で米を作付けしているのと同じ面積
の用地が必要になります。
この頃の中国での石油消費は日量9900万バレルに上ると見られます。ただし、今日
の世界の産油量は同8500万バレルしかなく、中国分の石油を増産するメドは立っていません。
肥大化した中国は世界全体に深刻な影響を及ぼすでしょう。各国の経済的な結びつき
が強まり、世界経済は1つになっています。我々は同じ石油、同じ穀物、同じ資源を融通
し合っているわけですから。中国を震源地とする食糧や資源の価格上昇は世界各地に
広まるでしょう。
つまり、西欧型の大量消費型の経済システムは中国では機能しないのです。中国で
使えなければ、インドでも使えるわけがなく、その後ろに控えている新興国の約30億人
に対しても機能しません。我々は化石エネルギーを多用する大量消費型経済システム
から、再生可能エネルギーを主に使い、リサイクルやリユース(再利用)する経済システ
ムに移行しなければならないのです。
これこそが新しい経済システムであり、私が著書でも説明している「プランB」経済な
のです。中国は、我々にできるだけ早く世界経済を再構築することを促しています。
今すぐ手をつけ、次の10年間で終えてしまわなければ、世界が今の経済水準を維持
することすら難しくなっているのです。
URLリンク(business.nikkeibp.co.jp)