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STRATFORがシリアのロシア製兵器による防空体制の評価を書いていて、ちょっ
と興味。
URLリンク(www.stratfor.com)
Israel, Syria: Upgrades and an Unchanged Air Defense Dynamic
October 03, 2007 14 13 GMT
(STRATFOR)シリアの防空システムのうpグレードにもかかわらず、イスラエル
との防空戦力のバランス(ダイナミクス)は変化せず
9月6日のイスラエルのシリア空爆の後、その防空体性の不備が問題化して、ロンドン・
タイムズの10月2日の記事に拠れば、ロシアはその防空ネットワークをうpグレードすべ
く技術者のチームを派遣した。ロシアの技術陣による防空能力の向上は有り得る話であろ
うけれど、STRATFORはそれによってイスラエルとシリアの防空ネットワークのダ
イナミクスが変化するとは考えない(=依然としてイスラエルの優勢が継続する)
シリアの防空戦力は兵力6万で、海軍や陸軍を上回る規模をもち、150の地対空ミサイル砲
兵隊(batteries)を持っている。これらはイスラエル国境沿いと地中海沿いに配備され
ダマスカスを守るが、報道されたところによれば最近修正がなされてトルコ国境地域に増
強がなされた。
しかしながらシリアの防空体制は1980年代に築かれたもので、ソヴィエトの崩壊と共にそ
の先進性を失っている。シリアのもつSA2、SA3などは半世紀前の技術による地対空ミサイ
ルであり、SA5(ガモン)は40年以上前の技術である。これらのシステムはアメリカのECM
によって突破された実績があり1986年のリビアによる対ラディエーション・ミサイル
(anti-radiation missile)に対抗できていない。
シリアの防空システムはシステム統合やコマンド&コントロールの洗練を欠いており、訓
練なども充分ではない。ボスニア人のSA6は1995年にアメリカ軍のF16を撃ち落し、セルビ
ア人のSA3は1999年にアメリカのステルス戦闘機F117を撃墜した実績があるのだが、それら
は訓練や練成の賜物であろう。シリアの対空部隊は、それらのレベルに達していない。シ
リア軍は縁故主義や腐敗で知られる。