07/03/31 05:02:16 Sg4qD6T7
おはようございます。
昨夜は、ディープな論議がなされていましたね。接待で参加できなかったorz
お弟子さん、すばらしい。
流石に自分でレポートをまとめただけのことはあります。
蛇足になりますが、通貨について自分なりにわかりやすく説明してみたいと思います。
現在の通貨というのは、クレジット=信用により成り立っています。
国家の信用というのは、そこに住む国民や企業を担保されています。
国内的に流通させるだけなら、外国からの評価が低かろうと全く問題はありません。
しかし、現在は多くの国が海外貿易により、国家を成り立たせている現実があります。
ですから、外国から物を買ったり、借金をする場合、国家の信用が第一になります。
その第三者評価をするのが、国際的な格付け機関ということになります。
まず、国家が外国からの借金(外債)を払えなくなった場合(デフォルト)
その国の通貨は、信用がなくなり外国との貿易で使えなくなります。
それでは困るので、国家は、国民から強制的にお金を集めます。(預金封鎖や資産没収など)
そして、信用を維持するために、対外的デフォルト(支払不能)に陥るのを防ぐのです。
日本のように国民資産が大きい国は、破綻可能性が低くなるのは当然です。
ところが、国民資産がない国は担保が存在しないことになります。
その為、 外貨準備高 という対外担保を用意する必要があるといえましょう。
外貨準備高の一つの目安になるのが基軸通貨であるドルの保有高であり、
極端に言えば、ドルを保証する機関がIMF(国際通貨基金)ということになります。
このことから、どこの国にとっても、偽札というのは、国家の信用を脅かす最大の犯罪で
あるということを付け加えておきます。