05/08/26 22:02:16 SxjugSn80
ゾンビ乙
ある夜サラリーマンの男性が会社帰りにあるタクシーに乗った。
そのタクシーの人は50歳くらいの運転手だった。
するとある道をとおったときに運転手が、
「この道を通ると必ず白い服を着た女の人が通るんですよ。」
と言ったので、何気に窓の外を見ると、一人の白い服を着た女性が歩いていた。
男性は「本当だ!」と言ってその日はタクシーを降りて家に帰った。
そして次の日も夜が遅くなり昨夜と同じタクシーに乗った。
すると話は昨夜の女性のことになり、「今日も通りましたね~!」などと言って会話を弾ませていた。
そしてまた次の日も、同じタクシーに乗り、女性の会話をしていた。
だがここまで毎日見ているのに、自分は後姿しか見たことが無いと言う事に気づいた。
男性は、少し気になってきた。
何かの好奇心かなにかだっただろう。
何気にその女性を尾行する事にした。
しばらくすると、その女性は、古いボロアパートに入って行った。
男性は気味が悪いと思いながらも、その女性の後ろ姿に恋心のようなものを持ってしまった。
その女性はちょうど3階の部屋に入っていった。
その男性はブザーを押してみたが、返事が無い。
ドアを開けようとしても開かないので、カギ穴から中を覗くことにした。
すると、全面真っ赤で何も見えなかった。
次の日、また同じタクシーに乗ってみた。
そして運転手に昨日の事を告げた。
「昨日、あの女の人をつけてみたんです。
返事が無くて、カギ穴を覗いて見たら、全面真っ赤で何も見えなかったんですよ~。」と言ったら運転手はこう言った。
「あぁ!あの女の人、目が赤いからねぇ~」