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ウィニー:1300人のパソコン、暴露ウイルスに感染
原発施設の内部情報流出の原因とされる、ファイル交換ソフト「ウィニー」の
暴露ウイルスが出現してからわずか約2週間で、1300人以上のパソコンに
感染しインターネット上に情報が流出する被害に遭っていたことが16日、
分かった。ネット銀行やネットオークションのID番号、パスワードなどの
本人認証情報が多数流出しており、不正な口座引き落としなど2次被害が懸念される。
流出したデータを面白がって入手する利用者も感染することから、情報流出の
被害者はさらに増えているとみられる。
暴露ウイルスはパソコンに侵入すると、利用者の知らない間に甚大な被害を
与える悪質プログラムの一種。ネット利用者の新たな脅威になりつつある。
ネット上のセキュリティー問題に詳しいネットベンチャー企業などによると、
暴露ウイルスは今年3月中旬ごろに出現。4月初めまでの約2週間で、ウィニー
ネットワークに、パソコン利用者1300人以上のメール文書や名簿形式のデータ
などが本人の知らない間に流出した。
流出データには、ネット銀行や会員制ウェブサイトなどのID、パスワードなどを
羅列したリストが多数含まれていた。メール文書も流出するため、取引先との
オンライン決済のやり取りまで暴露されたケースもある。
毎日新聞 2005年7月17日 3時00分
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